一般社団法人 Web技術振興協会

代表理事 ご挨拶

検定試験を実施するにあたって

代表理事 中島俊治

背景

私は、郵政省の外郭団体で無線資格の講習会の養成課程を10年間担当し、講師や試験官として勤務していました。 その頃、Yahoo! JAPANや楽天が誕生するなど日本のインターネットの黎明期を目の当たりにして、「これからはインターネットだ!」と確信して 東京に出てきました。

Webの黎明期・GeoCities Japan

SOFTBANKに入社し、最初に手掛けた仕事が仮想コミュニティサイト「GeoCities Japan」(1997年)です。 孫社長の下で、社員1号として、サービスの立ち上げに尽力しました。

その「GeoCities Japan」には、以下のような一文がありました。

無料パーソナルホームページサービスの目的は、人々が自分の関心事、趣味、経歴に関するホームページをワールドワイドウェブ(WWW)上に作成できるようにすることです。

私は、「コミュニティマネージャ」として、多くの参加者にホームページの作り方を教え、コンテンツが作られていくのを眺めるのは、とてもうれしく、楽しいことでした。

この時の経験が基になって、私の「Webに対する考え」が形成されました。 Web上で私たちは「自由に楽しく自己表現することのできる場」なのです。

とても広い技術仕様の「HTML5」

当時はHTMLだけで作ることのできたWebページも、 様々な技術が追加されたり、Webの環境も大きく変化してきたことから、 2014年10月28日に5回目の大幅な改訂が行われ「HTML5」が勧告されました。

「(広義の)HTML5」は、いわゆるタグ以外にも、 CSSでのスタイリング、JavaScriptでのコンテンツやCSS、APIのコントロールなど、 とても広い範囲の技術仕様を含んでいます。

そのため、どこから勉強していいのか迷ったり、全体を見通すこともなかなか難しいです。 そして、それらにとらわれて、楽しいはずのWebが悩みの種になったりもします。

検定試験

私は、そんな「HTML5」をもっと身近なものとして理解し、趣味・教養としても楽しんでもらいたいと思い、 当協会を設立し検定試験を開始しました。

HTML5の技術仕様のひとつひとつに触れられるように工夫しています。 また、「スペシャリスト」、「エキスパート」、「マスター」と3つのランクも設けましたので、 試験勉強を通じて、系統だったHTML5の理解も可能です。

Webから教育へ

一方、私は、「GeoCities Japan」から、「Yahoo! Japan」他のネットベンチャー企業を経て、 現在は、「サイバー大学 IT総合学部」准教授、「放送大学」「デジハリ・オンラインスクール」等の講師として、 HTML5を講義しています。学生の皆さんと楽しんでいると、やはりHTML5はとても楽しいものだと再認識しています。

到達点

私は、皆さんに「関心事、趣味、経歴に関するホームページをWeb上に作成し、 コミュニケーションするためのツール」として、「HTML5」を活用していただきたいと思っています。

履歴書にも記載できるようにと、私は社団法人を設立し、皆さんを認定します。

本検定は、特にWebデザイナ、Webクリエイタ向けの内容にしています。 多くの方々のご参加をお待ちしています。

一般社団法人Web技術振興協会 代表理事 中島俊治